東方神起と僕 其の六 〜 九

「其の六、韓国語アルバムも買ってみる…心を奪われる。」

勢い余って5集KeepYourHeadDownを買ってみる。
日本ライセンス盤初回限定生産盤。
ぶっちゃけアマゾンで72%オフという殺人的な値段だったのでポチした。

正直韓国語は「チャチィチュチェチョ」を多用してる感じが好きになれないという印象があり、
韓国語で歌われた5集にもさほど期待はしていなかった。

だがしかし…これ良いアルバムです!

若干違和感を感じていたユノの詰まった感じの日本語発音が、
韓国語だとすんなりながれてユノ特有の優しくて倍音のある声がよくのびて響いている。

ユノとチャンミンの声がよく解け合っている。
チャンミンがユノとの声の相性が良いと言っていた事よくわかる。
はじめどっちがどこを歌っているのかさえわからなかった。

曲に関してもSMの力の注ぎようがよくわかる。

アイドルのアルバムというよりはアーティストのアルバム。
キラキラアイドルした感じではなくトーンを抑え、クールでスタイリッシュに仕上げている。

音も余計なものを削ぎ落とし、メロディの良さを推している曲が多いように思う。
ある意味所謂K−POPとは一線を置いていて飽きのこない作品になっている。

それぞれのソロもきちんとキャラを踏まえている。
ユノのハニバニは死角なしな無敵なユノ曲。
メロウで怪しいメロディに、ユノの声が自在に泳いで響いていて気持ちいい。
ただソロに関してはチャンミンが少し弱いように思った。
告白は優しくまとめ過ぎている。
信じたくない話やSHEといった美しいバラードが納められているので、
もう少し幅のある壮大で力強いバラードが良かったと思う。
アジアツアーでカバーしたUpon This Rockを見てしまったので、
あの素晴らしさを越えるオリジナル曲をいずれ歌ってほしいな…

色々なタイプの曲が入っているけど何れも本当にスタイリッシュ。
それぞれの曲が散乱しそうな所をキーとなるWhyやマキシマム、BUGがきちんと締めている。
神とはいわないまでもかなりの良作。

あとアテナが爽快で声がスコンと突き抜けてカッコいい、これ実際歌うの大変そう…
アジアツアーがあったらきっと歌う事もあるかもしれない。
是非パフォーマンスを見てみたい。
むしろこのMVを作ってほしかった…

同梱されていたフォトブックは狙い過ぎて外してる感じ、
ファンはパリコレ風とかきっと求めていない、欧米意識は必要なし。
2人とも素材が素晴らしいので余計なメイクとか本当にやめた方がいい。

そして、同梱のDVDもボリューム不足…
定価で買ってないので文句は言わないが、もし定価で買っていたら憤る。
通常盤収録のダンスバージョン2パターンを収録するべきだし、BUGのMVも然り。
こういうところで無駄にげんなりさせてファンを失いかねない、
小賢しいマネをするのはやめていただきたい…まぁー無理ですね。

とりあえず韓国のアルバムはリパッケージやライセンス盤がでるので吟味しなくてはいけないと言う勉強になりました。

ちなみにトレカはユノ。

5集はどんな場面でもさりげなく流して聴きたくなるスルメアルバム。
僕の中の「韓国語のアルバム」の概念を覆してくれた。

とくにユノの声の倍音の素晴らしさに気付かせてくれたアルバム。

そして僕は更に心を奪われる。


「其の七、TONEフラゲ!心を奪われる。」

ユノ&チャンミン東方神起によるオリジナルアルバム「TONE」発売。

リリース情報を聞きつけてひと月前近くから予約。
とりあえずマゼンダを購入した。
そして複数商法を不満に思いながらも好きが勝ってしまい後にシアンも購入、
イエローはさすがにレンタルで勘弁して頂いた。

5集を結構聴いていたので、はじめはちょっと戸惑ったこのTONE。
5集よりもそれこそトーンを上げてバラエティに飛んだラインナップ。
飽きのこない質の高いJ-POPアルバムに仕上がっている。

軽く曲の感想※今更ですが…

1.イントロダクションmagenta
オープニングの幕が静かに開いて行くような何処か童謡的な曲。
2人の穏やかなハーモニーが素直に心に入って来る。
それにしても声のトーンが似ていてこの曲に関しては2人の声の聞き分けが本当に難しい。
意識的なのか無意識なのか、この曲を聴けば2人の相性が奇跡のように合致しているこが本当によくわかる。

2.BUT
とりあえずメインとなる推しのダンス曲。若干単調なので好き嫌いが分かれそうな曲。
歌詞が意味不明だかノリで押し切れるスルメ曲。
捲し立てるような早口ラップは日本人でも難しそうなのに2人の努力と能力に頭が下がる。
「ひじゃまじゅいて」はご愛嬌。じゃじぃじゅじぇじょは言い難いよね…

3.I Think U Know
スカパーCMで聴いてからずっと聴きたかったノリノリのダンス曲。
この曲大好きです。そしてやはりこれも歌詞が…
しかしカッコ良さで有り余る程にカバーが出来ているので問題ないかな…
疾走感のあるビートに乗ったチャンミンのシャウトが気持ちいい!

4.Duet
J-POPな良質のバラード曲。歌詞も2人にリンクしているような感じ。
ここまで2人を意識するよな歌詞だったらむしろ愛してるなどの歌詞を控え、
恋愛の曲に仕上げなくてもよかったような気がする。
ユノの高音部が少しだけキツそうに聴こえるけどそれがまた切なさを引き出している。
ユノがんばったね。

5.Thank you my girl
神起好きな女子達が結婚式のオープニングでバンバン使いそうなポップな曲。
捻りの利いたアレンジが良いアクセントになっている。
さらりと聞き流してしまいそうだけど、これ歌うの実は大変そう。
2人の掛け合いが抜群でニヤリとさせられる。

6.Telephone
ひと呼吸置ける様なミディアムバラード。
メロディが落ち着いているのでちょっとだけ韓国なまりの日本語が気になりました。
女子には嬉しい歌詞かな。

7.Back to Tomorrw
力強いバラード曲。この曲はファンの間で人気が高いらしい…
僕的には最後にもうひとアレンジしてもう少し大きい感じにしてほしかった。
でもあまり壮大にするとしつこくなるからこれでいいのかも。
しかしこのアルバム、2人が歌うと説得力のある歌詞盛り沢山。

8.Why?
2人の代表曲、この曲以降11曲目まで若干統一感を失う。
アルバムの曲順に悩まされたのでは?

9.MAXMUM
アジアを感じるカッコいいダンス曲、パフォーマンも素晴らしいので、
余計な小細工をしなくてもよいからダンスMVを作って欲しかった。
しかし無理にアルバムに入れなくても良かった様な気もする。
でも入ってなかったそれはそれでライトファンからすると寂しいかも…

10.I Don't Know
ユノがガチで登場してしまう、相当キャッチーなダンス曲。
転調するサビがかなり高度でカッコいいので、
歌番組などで一度くらいフルを披露した方がよかったと思う。
きっと新しく東方神起が気になる人が増えたはず。
カップリング&アルバム収録曲で埋もれてしまうのが勿体無い曲。

11.Superstar
意味不明な歌詞だけど聴けば聞く程のスルメ曲。
アルバムに収録される事によって更に良さに気付ける曲。
チャンミンの高音が本当に素晴らしい、1人でも多くの人に驚異の高音に気付いて欲しい。

12.シアワセ色の花
説明は不要。J-POPの神バラード。
歌詞もメロディも素晴らしいです。油断すると泣いてしまいそうになる。

13.Easy Mind※マゼンダ&イエロー収録
良質のはじけるJ-POP。足を上げて軽い気持ちになる前向きな歌詞が締め曲なので、
1曲目のマゼンタへリピートされても何の違和感もなくまたはじめから聴いていられる。
今までの東方神起にはなかった曲なのでかなり新鮮。

13.weep※シアン&イエロー収録
この曲はズルい!こんなの好きに決まってる!泣くに決まってる!神曲

15.STL.2011バージョン※イエロー収録
過去の曲の2人バージョン、賛否両論あると思うけど少しずつこの作業はお願いしたい。
特にライブ等で行っているライサン、呪文、悪女、サマドリ等は行うべき。

余談だが所謂代表曲の歌い直しに関して、
チャンミン東方神起に残った事は相当大きいと思う。
彼の音域の広さが東方神起の曲を唯一無二のものに押上げているパターンが実はある。
ライサンの後半のシャウトなどは筆頭すべきもので、
あの尋常じゃないシャウトで曲のテンションを更に上げスケールを大きくしている。
これは5人中チャンミンしか持たないスキル、チャンミン本当にありがとう。

と、言う事で過去の曲を歌い直すことは可能なのでまたやって欲しい。

以上、さらりのつもりがかなり長くなってしまったけどこのアルバムは良いアルバムです。

ただ気になったのが値段と複数売り。
ぶっちゃけ金の匂いがしすぎて嫌だった。CDが売れない時代なので仕方がないけど、
マゼンタとシアンに分ける必要がない、限定盤と通常盤の2種で良い。

マゼンタの値段も高くないか?5040円て…1000円割増しな気が…
DVD内容をマゼンタとシアンを合わせて限定盤として5040円なら納得だった。

中高生のファンも多いと思われる東方神起、あまりえげつない複数売りをすると、
ライトファンが取っ付き難く、新しいファンが増え憎い状況を作る様な気が…
3種類で色々な楽しみ方をとか言われても、実はそんな事は望んでいない。
ましてや男のファンは逆にちょっと引く様な気がする。

通常盤!限定盤!の2種。限定盤はDVD付いてます。収録曲は一緒です。
という同エイベックス安室奈美恵ぐらい潔い売り方をして欲しい。

まぁー文句を言ってしまったものの、更に心を奪われた事は確かだった。

ちなみにジャケカはマゼンタ盤はユノ、シアン盤はチャンミンでした。

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辛うじてBUTとDuetをやったっけ?ぐらい…あと地震があったっけ?

少し憶えているのは男性ファンが増えたと喜んでいたことに、
自分が勝手にホッとした事。オレ!ファンになりました!と伝えたかった。
名前を叫んでみようかと何度か試みたがやっぱり出来なかった。
後々これが心残りとなった。

あの時のユノがとか、あの時のチャンミンが等という詳細内容はほぼ憶えていない。
ネット等で詳細を伝えている人をちらほら見たけど、
高いテンションを持ちながら冷静に記憶していることに尊敬する。

イベント神起が近くて記憶をなくした事を友達に話したら、
「それ乙女心じゃん」とからかわれた。
正直そう言われても仕方がないと思った。

それほどにリアル神起は超絶カッコ良かった。


「其の八、TONEイベントまさかの当選、肉眼神起(16列目)に頭がパーンとなり記憶を失う」

アルバム「TONE」に封入されていたイベント参加抽選シリアル。
せっかくなのでエントリーしてみたら…まさかの当選。

今思うと実はかなりラッキーだったと思う。
CD高いとか言ってごめんさない、これでチャラ。

実は嬉しい反面かなりの不安があった。
東方神起だよ、男性アイドルだよ、男がイベント参加って…
まぁー端から考えたらちょっと引いてしまう現実がある。

それでもせっかくなので向かった国際フォーラム。

色んな意味でドキドキしながら着いた会場は想像通りの女子女子女子。
噂に知っていたビギスト赤タオルもちらほら。
ぶっちゃけ物凄く気まずかった。気負いじゃなく若干の視線も感じた。
男はほんの数名、話しかけようと思ったがやっぱり何だか気まずかった。

身分証明をして渡されたチケット、入場してみると大ホールとはいえ思ったより狭い。
そして僕の席はアリーナセンターちょい左の前から16列目…かなり近い。
まわりは既に人が埋まっていて、隣同士で会話に花が咲いる所も会った。
残念ながら僕は隣の人と会話する事はなかった。

程なくしてイベントは始まった。
I Don't Knowのイントロが流れ鳴り響く大歓声、会場の雰囲気に飲まれた。

登場した東方神起!本物だ!!スゴい!本物だ!!

肉眼でばっちり見える距離、完璧なスタイルにDVDで何度も見たパフォーマンス。
ユノのダンスのキレは本当に心が釘付けになる。
それが本当に本当に目の前で繰り広げられていた。
声を出す事も出来ずにただただ立ち尽くし夢のような光景を眺めた。

正直、そのあとの事はあまり記憶にない。


「其の九、テレビ出演が多かったのでブルーレイを購入して東方神起録りまくり心を奪われる。」

アルバムTONEのプロモーションによる怒濤のテレビ出演。
テンションが上がってしまったので思わずブルーレイを購入。

歌番組に、バラエティ、後の歌謡祭にレコード大賞&年末紅白。
それこそ休む事なく露出を続ける東方神起、ブルーレイに納めさせて頂きました。

既に友達からは病気呼ばわりのご乱心呼ばわり…まぁー全て事実として受入れます。

そして東方神起

日本の活動を続けつつ、母国活動、そしてその他海外での活動。
国策と言う事もあり実に多い海外公演。
マジで休む暇がなさ過ぎる、それでもどんな時も全力で走り続ける2人。

大変だけど、その分間違いなくスキルが上がっている。
残酷なようで若い2人にとっては良い事だと思う。

世界各国でパフォーマンスするステージがあるのって選ばれた人間だけだし!

日本のテレビ出演に関しては、バラエティなどにも出演してかなりの露出。
通訳無しで話せる2人は他の韓国アーティストとは一線を置いている。
笑っていいとものCM中もタモさんが普通に話しかけてたし、地味にスゴいと思った。
基本的にトーク内容は同居ネタとチャンミンの辛いものネタ、後はユノのボーリング?
天然で明るい兄ユンホと慎重派でしっかり者の弟チャンミンと言ったところだろうか?

しかしこれが所謂「ホミン」として見るとそれはそれで面白い。
腐女子の友達が今の東方神起2人なところが既にもう萌えだと断言していたし、
言われて見れば聞けば聞くほどそんな風に見えなくもない。

旦那ユノと嫁チャンミン

特にチャンミンは2人神起になってから雰囲気ちょっと変ったような?
これは事務所の作戦なのか???

まぁー仲良き事は美しきかなです。
両極なルックスの2人、メリハリが利いてそれはそれでいい。
凛とした美しさがあるからBL要素も大事な人気のひとつかもしれない。

海外公演に関しては、随時ユーチューブに上がりチェックが出来る。
でもこのユーチューブで上がるファンカムが凄まじ過ぎて目からウロコ。
公演直後にアップされ驚く程良いアングルだったりする。
写真も空港やインタビュー会場、公演時等々かなりの数が上がる。

ファンはそれを全世界で共有して東方神起をどこまでも追えてしまう。

有難い反面、恐ろしさも感じる。人気者は切実に大変だなーと可哀想にもなる。
外に出ている時は心休まる事はない…それとも慣れっこなのか?

2人が心を休められる場所ってどこだろう?
そんな事が頭を過る。

でもね、なんだかユノの空港ファッションには期待してしまう。
提供品らしき時とそうじゃない時の差が激し過ぎる…
何を着てもあのスタイルを持ってすればOKに持ち込める所は正直羨ましい。

あといつも思うのは海外での方が衣装がはっちゃけてないか?と言う事。
何だそれ?と言う様な衣装も2人が着ると実にカッコいい。
日本活動時の衣装はちょっと大人しい印象がある。
BUTの衣装ももうちょっとイっちゃてて欲しかった。
去年の韓国でのカムバ時の衣装なんて毎回毎回本当に楽しかった。

戦隊か!舞台か!チャンミンにいたっては女子か!と突っ込み放題。

是非、衣装のパターン写真集を出して欲しい、もちろんモデルはユノ&チャンミンで!
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