東方神起と僕 其の十四

「其の十四、ついに念願のコンサート!プレミアムシート!近過ぎて結局また記憶を失う。」
その日は雨だった。
4月14日、東京ドーム、TONEドーム公演初日。

少し余裕をもって行ったつもりだった夕時、会場は既に人で溢れていた。
TONEイベントで免疫はついていたもののやはり女子率に面食らう。

プレミアムシートは少し離れた場所にあり、そこでの男子率は僕の確認上0だった。
多少戸惑いながらもワクワクとドキドキが勝っていた。

プレミアムグッズを受取り、東京ドームの奥の方へと入って行く。
それだけで喉がカラカラに乾いてしまいお茶を買って飲んだ。

ドームのアリーナに入るのは生まれて初めてだった、
物凄く広くて高くてもう意味がわからなかった。

案内員に場所確認をして自分の席へと向かう、
どんどんとメインステージに近付いて行く、さらにメインステージに近付いて行く、
僕の席はメインステージど真ん中のブロック、花道をはさんで右側、前から10列目だった。
席の行間が物凄く狭く、多少窮屈に思いながらもその分ステージからは近い、
TONEイベントでも近かったけだ更にもっと近い…足が震えた。

そして今回は隣の人と話をする事ができて少しだけ緊張や気負いが解けた。

落ち着いて見渡した東京ドームは本当に広かった。
こんなところでコンサートしちゃうんだ…すげーな…

程なくしてライトがおち大歓声、会場が真っ赤に染まった。本当に本当に綺麗だった。
高まる期待の中、東方神起は現れた。

花道なんか手を伸ばせば届いてしまうんじゃないかと思える距離、
まわりの人達より少しだけ背が高いので、弊害なく全てが見えた。
白い騎士風の衣装の2人はもはや同じ人間とは思えなかった。

イベントで心残りとなっていた事、僕は2人の名前を叫んだ、
ユノー!チャンミーン!
テンションが上がってしまい、またもや頭がパーンとなった。

断片的には何となく憶えているが、正直やっぱり正確な記憶がない。
あの時あーだったと誰かが言えばきっと記憶の扉は開く、
しかし自力ではやはり無理そう…

3時間以上の長時間の記憶が朧げ、またしても記憶をなくす失態。

何を言っても安っぽくなってしまう気がして上手な言葉が見つからない。
歌い踊る姿が眩しくて自分がきちんと息やまばたきが出来ていたのか不安になる。

2人は本当にスーパースターだった。
そしてさらに僕は東方神起に心を奪われた。

好きに天井も底もない、2人が輝き続けるなら、
どこまでも心を奪われ続けるのだろうと思った。

ファンになり1年にして2回も2人のパフォーマンスを間近で見たしまった。
随分と贅沢な入り口、色々な意味でちょっと怖い。

これは神様からのキラーパスなのか、それとも悪魔からの罠なのか…

とりあえずコンサートのDVD早く出して下さい!出来ればブルーレイで!!

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