「さよならの国とジョンヒョンの優しい音楽」

超個人的意見です。さらりと流してください。
 
9月ですね、平成がひとつひとつ終わっていきます。9月はさよならの国と歌ったのは竹内まりやだったでしょうか…。
 

あ、先週エイネでしたね、僕は後から録画で見たんですけど…というか4年ぶりのTネイションでしたね。変わることないに変えていく景色、赤の戦闘民族ビギストさすがです!今回のエイネはどう見ても蒸し風呂状態だったので二人ともかなりキツそうな場面があったけど、ダンスも歌もやり抜きましたね、さすが東方神起

 
物議を醸した衣装問題は毎回3周くらいして実はこれでよかったんじゃないかと思う味わい深さがありますよね、今回もこじれてて面白かった。何着せられたってカッコイイし負けねーからな!って謎の神起肯定力が湧いてくるのは僕だけでしょうか、わりと動きやすそうだったし、そんなことも踏まえつつのあの衣装だったんじゃないかと超個人的には思ったりなんかして、韓国だと野外とか季節とか関係なく厚手のスーツ着せられたりするしなんなら破けるしで、それを考えるとまぁーあの淡いピンク袖なし&裾なしは動きやすそうだし?(いや蒸し暑さ伝わってきたけど)アロハにジーパンも軽快にユノタイムやりやすそうだったし、なんかやたら喧嘩強そうな輩感もあってカッコよかったと思いました。
 
セトリはTwitterでもつぶやいたんですけど、完全にロードが邪魔だったと思いました。明らからに一曲だけクオリティ低くて、その後に歌われたボレロが強すぎて、え?ロード?何の話???そんなのあった?的な存在の薄さ、これが今の東方神起の新曲かと思うと絶望しかない。ロードじゃなくてSweatか甘く果てしなく(願望)だったら盤石な夏のセトリだったなーと思うけど、過去曲ばかりだと余計虚しいかな。

 
でもこの異常気象続きの日本での夏フェスのあり方はそろそろ本気で考え直した方がいいんじゃないかと思ってしまいました。だって健康を害する暑さでしょ…。そんな中で無事に事故なくカッコよくヘッドライナーを務めあげたこと、本当に本当に良かった。
 
あと毎回エイネイションを見るたびに会場半数以上が東方神起ファンなTネイションなので、他のフェスでサプライズしてほしいなーとか思ってしまう。ホームでの東方神起しか見たことがないのでアウェイではどう戦うのか見てみたい。以前にも記事で書いたけど東方神起には開拓者であってほしいので、まだまだ色々挑戦してほしいところです。
 
さて、前回の記事を上げるまでにブログから結構遠ざかっていたんですけど、綴りたいなと思うことは結構色々あったんですよ、ビギアゲのコンサートのことも結局綴らず終いになってしまったし、なんだかんだでビギアゲ二回行ったし…日産入れると三回か(汗)オープニングのリブートがカッコよすぎて震えたことやBeginで泣いたこととか、書こうとは思ってたけど、どうも言葉が続かない…。どうにもブログを書けないことは今もちょっと悩みだったりしてます。
 
あと安室奈美恵の引退とか、遂に9月…あと二週間ちょっとで引退です。本当に9月はさよならの国です。長年推し続けたアーティストが引退するってどんな気持ちなんだろう?ってまだまだ全然実感ないんですよね、ドームのオーラスに行って盛大に泣いたけど、次の日には普通に曲聞いてるし、全然毎日の中で彼女の音楽は僕の中で存在しているし、でももう新曲が聞けない、ライブに行けないって思うと初めて味わう喪失感に揺れる想いです。願い続けた安室奈美恵東方神起のコラボが叶わなかったことは超個人的に少しだけ心残りです。
 
そしてSHINeeのジョンヒョンのこと。
 
正直SHINeeファンというわけではないのですが、かなりショッキングな出来事でした。コンサートには一度だけ、テレビの公開収録でそれも一度だけ、合わせて二回生SHINeeを経験しましたが、とても輪を持っているグループだと思ったし、ジョンは繊細だけれどその歌声には生命力が漲っていたし、そんな瀬戸際を抱える毎日を過ごしていたなんて欠片も思っていなかったので、ショックでした。僕のような凡人から見ると全て羨ましく見える才能にもルックスにも恵まれた人が選ぶことにはどうしても思えなくて、それでも光が当たる部分が多ければ多いほど射す影も大きくなるのが人の真理なのでしょうか。優しすぎたのかな。
 
そういえばビギアゲのSTLでユノがジョンヒョンの名前を叫んでいて、実はあの日のドームに僕も参戦していて思い出深い出来事になりました。突然ジョンの名前をドームいっぱいに体いっぱいで叫んだユノ、何とも表しようのない嘆きというか悲しみと慈しみ、バカヤロウと憤っているような叫び声、強く生きるユノが空のジョンヒョンを呼んでいた叫び声、その声を、その名前を耳にした時に僕は涙が溢れて、ステージに立ち、歌い、踊り、全力で走るユノが潔くて、絶対ジョンに届いた!って思いました。
 
ごめんなさい、お前シャヲルでもないくせにと言われそうですが、やはり5人ではなくなってしまったSHINeeがとても残念です。それでもミノが天に向かってネジを回し続けるのならSHINeeはこれからも5人なのかもしれないですね。
 
あれから半年以上が過ぎて、毎日は少しずつ毎日に慣れていって、そんな毎日の中で僕はジョンのある曲がとても好きでよく聞いているんです。
それはジョンがイハイに提供したため息という曲。2年以上前にリリースされ、あのタイミングで知ったことに少し後ろめたさもあるけど、本当にいい曲だなって思います。
 
押し付けのない繊細なメロディと生きることの淋しさと苦しみを知っている人だけが紡げる言葉から作られているため息はジョンの真骨頂なのかもしれないと勝手に思っています。僕は韓国語がわからないので日本語訳でしか言葉の意味を思い知ることができないけど、特に2コーラス終わりから最後のサビ前にかけてのブリッジ部分で歌われる歌詞がとても刺さります。
 
小さなため息をつくことさえ難しかった一日
 
疲れた時に聞きたくなる曲ってあるじゃないですか、その日の終わりに自分にお疲れ様って言ってあげたい時ってあるじゃないですか、よく踏ん張りましたって、よく凌ぎましたって、よく頑張りましたって、小さなため息をつくことさえ難しかった1日、張り詰めていた事さえ自分で気づかなくて、帰りに駅を降りて家までのとぼとぼとした暗い道で空を見上げたら月が綺麗だったりして、ふっと力が抜けて深い呼吸ができる瞬間、そっと「今日もお疲れ様でした」って自分に言う瞬間てあるじゃないですか、弱いけど生きなきゃいけなくて、でもそんなに強くなれなくて、頑張りすぎなくていいって誰かが言うけどやっぱり頑張らなくちゃいけなくて、だから同じじゃないことはわかっていてもみんな同じだよって寄り添って欲しくて、そんな思いが詰まっている曲。そして呼吸の大切さを教えてくれる曲。本当に良い曲だと思います。
 
彼の追悼でイハイがため息を歌った動画です。途中涙で歌えなくなってしまう場面でバックに流れる演奏が悲しくて美しくて、オケだけでも楽曲の世界観の素晴らしさが伝わります。その場面でジョンが見える気がするんですよ、あの場所にジョンはいてイハイと一緒に歌っていたと思います。ほらほら泣かないで歌ってってイハイに寄り添っているような気がします。そんな世界観や思いが伝われば伝わるほど胸が詰まるけど、それでも本当に美しくて優しい曲、ジョン、本当にいい曲だね。
 

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そして、もう一曲、ジョンのソロ曲、End of a day。この曲も1日の終わりに聞きたい曲。疲れた心に寄り添う曲。闇が強い人は自分の闇で他の人の闇を照らすことができる。優しい影で包むことができる。ジョンにはそういう音楽を生み出す力があったんだと思います。気付くのが遅すぎですね、僕…ごめんなさい。

 

良い音楽は人の心に残っていく。良い音楽はたとえば姿が見えなくなっても人の心で生き続けて流れていく。人の痛みに寄り添えるジョンヒョンの優しい音楽。僕がジョンの曲を聞き続ける限り、僕の心にはジョンの音楽が生き続ける。 

 

ジョン、お疲れさまでした。本当に大変だったね。

 

真夜中の文章はいつもに増して散文すぎました…お目汚し失礼いたしました。