「僕のWITH」

超個人的意見です。さらりと流して下さい。WITHツアーのぼんやりした感想を綴っています。うっすらセトリネタバレありですので、WITHツアー未参加の方はご注意下さい。

2015年2月26日、雨、東京ドームに向かいながらTONEの頃を思い出していた。

TONEのリリースイベントで初めて生神起を見て絶対コンサートに行こう!って心に決めた。MJスペシャルで見たRising Sunの生パフォーマンスがどうしても見たかった。そして必死にチケットを取ろうとしたけど取れなかった。追加公演で東京ドームが決定してファンクラブに入って迷わずエントリーしたプレミアムシートに周りの友達は二万もするチケットなんて馬鹿じゃない?と呆れられた。でも何を言われても痛くも痒くもなかった。

当選メールが来た時には本当に嬉しくて、コンサートに行く事を糧に毎日を過した。そしてコンサート当日、期待と不安の中で向かったあの日の東京ドームも雨だった。あれから4度目のツアー、飽きっぽい僕がこんなにも期待してまた東京ドームに向かっている、なんて言われようと好きな思いを貫いて周りの友達からもすっかり市民権を得て“ちょっと行ってみたいかも?”なんて事をいう声も増えた。ビギストになった友達も2人いる。

あれから色々とこじらせてしまったけれど、東方神起のコンサートに行きたいという気持ちだけは変わらなかった。

今回の東京ドームもTONE初参戦の時と同じくプレミアムシート。第5希望の東京ドームP席が当った事は何かしらの導きだったのかなと勝手に思いながら華やぐ会話と溢れる傘の花をかき分けてP席ゲートに向かった。男で一人参戦は未だに慣れないし少し気まずくて早足になってしまう、P席専用グッズ売り場のSOLDOUTと張られたチャームを横目に過ぎて“やっぱりな…”と諦めて、弱めの雨が濡らすP席ゲートをくぐった。

今回こそは…

P席自体はTIME以来ぶりだった。TIMEの時は残念P席だったのでTREEではP席が落選して残念に思いながら何処か納得している自分がいた。そんな経緯もあって今回うっかり当ってしまったP席にはかなり不安があった。発券されたチケットにはP◯◯ブロック二列目◯番とあり、ブロックのナンバーが最後から数えた方が早いナンバーでため息が出た。

またハズレか…

そんな事を思いながら向かった席はサブステがすぐそこ…。あれ?これ良いP席かな?ちょっとだけ神様が味方してくれたかな?そんな事を思いながらドームの天井を見上げた、やっぱり東京ドームは広いなー…スゴいなー東方神起、やっと僕のWITHだー…東京ドーム一面を見渡してマスク越しに鼻からスーッと深呼吸をしてマスクを外した。ペンライトの準備をしながら周りから聞えて来る兵役の話はあえて聞えないフリをした。今日は東方神起のコンサートを楽しむんだ、ふくらむ期待で兵役の二文字を押し潰そうとしたその瞬間に辺が暗転して悲鳴にも似た歓声とともに赤い海が広がった…

と言う事で…

行って来ました!東京ドーム!!僕のWITH!!←なんだそれ

長過ぎる前置き失礼しました。若干センチメンタルな事を綴ってみてしまったわけだけど、このテンションで綴り続けるとアホ程長くなって着地点を見失ってしまう気がするので、プロローグでやめておきます 汗

とりあえず超個人的座席問題。TIME残念P席の雪辱を二年越しに果たす事が出来ました(落涙)。サブステがスゴく近くて自分史上一番近くでWhyを見る事が出来たし、はじめに2人がサブステに来た時なんて思わず両手合わせて拝みそうになってしまってと言うか今回ペンライト振る事さえ忘れて立ち尽くしてただただ見ていた事がスゴく多くて、まぁーいつもそうなんだけど、いつもに増してアッと言う間に時が過ぎて行った印象。いや全然アッと言う間じゃないんだけど、過ぎて行く時の中で瞳孔開きっぱなしで何度も僕の中で時が止まったと言うか、上手く表現出来ないのがもどかしいけどいつも以上に記憶ぶっ飛んだというか、

冷静でいられる時間が少な過ぎて結局あんまりおぼえてないという残念ナムジャペン本領発揮!

今回のP席エリアは今までの経験が活かされているのか、はたまた残念P席の苦情が多かったのか、ムービングステージがかなり駆使されていて、あまりひと所で長くパフォーマンスをする事も少なく、メイン、サブ、そしてプロペラとパフォーマンスを繰り広げ、どの席もある程度はプレミアム感へのフォローがされていたように感じた。←気のせい?

Pエリア以外の席に関しても各ステージ自体の移動を増やす事でどんな席でもパフォーマンスや演出をその席ごとに楽しめる構成なのかなと、TONEでの足掛かり、TIMEでの成長、TREEの総決算と思いきやこじらせを経てのWITHなのかなと思ったり思わなかったり。

高い照明技術、派手なメインセットと縦横無尽なムービンクステージ、ドームという場所でありながらも良い音響を目指す姿勢、ザイロバンドを使った新しい景色、優秀なスタッフ、そしてレベルアップした東方神起。サム氏が求めたひとつの答えが今回のWITHで出せたんじゃないかなと思った。

下世話に聞えるかもしれないけれど、掛けられる金額が大きいって本当に大事ですねー!!←もっと掛けられるとは思うけどね

バックネットも外されことで、バックステージでのパフォーマンスも観客との隔たりや閉塞感を軽減しドームの一体感を強くしていたと思うし、これまで出来そうで出来なかった心配りがちらほらと感じられた。バックネット問題に関しては野球シーズンに入る4月のドームでどうなるか気になるところ…。バンド&ダンサー紹介も工夫されていて目の離せない新しい見せ所となりトイレタイムにしていた方々は大変だったんじゃないかなと余計な事を考えてみたり。トロッコでの演出が減った事を少々残念に思ってしまう事は否めないものの、ムービングステージの多用やザイロ演出でプラスマイナスゼロといったところなのかもしれない。

セットリストもかなりバランスが良かったと思った。魅せるパフォーマンス曲はガッツリ見せて、聞かせる曲はしっかり聞かせて、楽しませる曲は一緒に楽しむ、片寄りなくメリハリが利いていた。そういうメリハリがしっかり出来たのは今回の2人が仕上がっていたからだと思う。

東方神起が2人で活動を再開して数年、ダンスマスターであるユノの隣を選んだ結果底上げされたチャンミンダンススキルと5人時代よりもはるかにボーカルパートが増え否応無しにも底上げせざるを得なかったユノのボーカル力、そしてこれまでの2人での場数が実を結んだ結晶。2人で活動を続けて来た東方神起の結晶のセットリスト。

少しだけ2人とも音が不安定な場面があったのでこれから後半戦に向かってどう歌い込み、どう修正してくるのか期待したい。

今回Choosey LoverやNo?そしてLove in the Ice他過去曲からのチョイスを更に増やして来た。どの曲も楽曲自体の完成度が高く、パフォーマンスも印象的、Love in the Iceに関しては今の東方神起が歌える限界値のボーカル曲だと超個人的には感じたし、どの曲よりも感動的で前回TREEのWith All My Heart同様に今回ツアーの中で屈指の見せどころになっている。しかしそういう強くて優れた過去曲が登場するとアルバムWITHからのミディアム曲がどうにも弱く印象が薄かった事は否めない。過去曲と肩を並べる事が出来ずに見劣りした。むしろいらなかったんじゃないかとさえ思った。期待してたChandelierも不安定さが見え隠れしてまだ自分たちのものに出来てない印象だった。超個人的意見としてはBelieve In UとWith Loveの薄さが特に気になった。たとえばBelieve In Uの代わりにサクラミチカップリングの君のいない夜を入れて、最後はWith Loveを入れないでサクラミチで締めてもいいかもしれないと…。一曲分減るのならForever Loveか甘く果てしなくを足してみるのはいかがだろう?←無理言うな

ダンス曲に関してはWITH曲も過去曲も素晴らしかった。年相応の色気のある曲がChoosey LoverやNo?など過去曲に軍配が上がった現実を楽曲制作チームにはしっかりと受け止めて欲しいものの、予想通りDuet、ANSWERはパフォーマンスを付ける事で大化けし、Spinningではクラシカルに、Special Oneではセクシーにカッコ良かった。WhyもMAXIMUMもサブステでしっかりと見る事が出来たし感無量。P席と言う事もありサブステやムービングステージで激しくダンスをするたびに結構ステージ自体が揺れているのが確認できてハッとした。あんな不安定な場所で激しく踊れる東方神起は本当にスゴい!

ダンス曲のリップシンク頻度がまた増えたかな?と超個人的に気になったものの、充実した内容と連日公演に対応するには仕方ないのかもしれない…。

ダンス曲で一番印象深かったのはRising Sun。新しいアレンジは新しい東方神起のRising Sunを見せてくれて圧巻のパフォーマンス。Rising Sunを見ていたら突然TONEツアーの記憶が甦り胸が熱くなった。Rising Sunが見たくてTONEに行ったんだよなって、あの頃の自分と今の自分が変わらずに好きなのはこのカッコいい東方神起なんだよなって、あの頃よりも更にカッコいい今の東方神起、これからもずっとずっとカッコいい東方神起でいて欲しい…

そしてふいに思ってしまった事、行かないで欲しい…

思ってはいけない事、思っても仕方がない事、受入れなくてはいけない事、たとえ受入れられなくても訪れる事が心の奥を締め付けた。今はまだその時じゃない、振り切るように閉じ込めた。ニュートラルであろうとしても狂ってしまうファン心理は複雑で面倒くさい。

アンコールの演出も面白かったし、噂のシムシックスパックも登場したし、ユノ空中回し蹴りも炸裂したし、MCも湿気多めだったけど自由度高めでモーメントを詰め込んだ大盤振る舞い、流行のギャグとか無理にねじ込まなくても大丈夫だよ?とは思ったものの、ファンを楽しませようとする姿勢が隅々まで感じられた。今回も期待を裏切らなかった東方神起のコンサート、本当に本当に本当に楽しかった!!

WITHコン!最高でした!!

奇跡的に4月2日の東京ドームは確保済み。ライブビューイングも決まってまさかこれが本当にオーラス?重大発表とかしちゃう?と怯えつつ、重大発表なら思い切ってスタジアムツアー発表とかでもいいんですよ?と密かに期待しつつ、WITHツアー後半戦、事故なく怪我なく病気なく、もっともっとWITHが大きな輪を描きますように。4月2日の東京ドームまで僕は僕をがんばる。だからミーグリ当りますように!!←結局それ

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