「Nissy Entertainment/にっしーの魔法」

超個人的意見です。さらりと流してください。今回はNissyこと西島隆弘の記事です。すみません、東方神起は出てきません(汗)すみません、AAAの記事でもありません。今回はNissyの記事です。

 
10月4日と5日にNissy(西島隆弘) のコンサート『Nissy Entertainment 1st LIVE』に行ってきました!
 
※以下Nissy=にっしー
 
にっしーを初めて知ったのはさかのぼること11年前。 AAAのBLOOD on FIREのPVを見た時だった。デビュー曲でもあるBLOOD on FIREはエッジの効いたビートとキャッチーなサビが耳に残るなかなかの名曲で当時気に入ってよく聞いていた。それ以降もインターバルを空けずに立て続けにリリースしたシングルはどれもキャッチーで新曲が出るたびに何となくチェックをしていた。
 
日本のグループでは珍しい男女混合のAAA、その中でにっしーはエース的存在であり、グループの中心に立ちパフォーマンスをすることが多かった。キレの良いダンスと独特なハスキーボイスは高く伸びがあり、次元の違う存在感を放ち、初めから目立っていたと言えば目立っていた。僕は初めからにっしーのファンだったんだと思う。正直に言ってしまうと他のメンバーには興味がどうしてもわかなかった。
 
このブログでは散々言っているけど、僕は歌とダンスのパフォーマンスを見るのがとても好きだ。だけど歌とダンスならば何でもいいというわけではなく、歌とダンスとルックスの三拍子が揃い、歌えて踊れるアーティストにしか興味がない。
 
日本でこの三拍子の揃うアーティストはとても稀有で、三拍子が揃ったアーティストは安室奈美恵東方神起とこのブログで綴っている。そしてもう一人、にっしーはこの三拍子のフルスペックを持つアーティストだと僕は思ってる。
 
なぜにっしーの事を今まで一度もブログで綴らなかったのか…それはにっしーの活動の中心がAAAだったから。始めの数年はシングルやアルバムをチェックしていたものの、やはりAAAには興味が持てなかった。心の奥でずっとずっとずっとにっしーのソロを願っていた。しかしにっしーのソロを願うことはAAAのグループファンやにっしー自身に悪いことなのかもしれないと何だか後ろめたかった。
 
しかしここ数年、にっしーがソロ活動を始め、着実に成果を出し始めている。
 
2013年にファーストシングル(発表当時はリリースも未定だったけど)どうしようか?をリリースし、過密なスケジュールの合間を縫いつつ、緩やかなターンを置きながらソロでの音楽活動を続けたにっしー。発表する楽曲はどの曲もこだわり抜いた一曲入魂!と言わんばかりの情熱とクオリティの高い納得の楽曲ばかりだった。PVも全て自己プロデュースし、全作品通して魔法をキーワードにやることなすことが全てハズさない仕事ぶりにソロへの強い思い入れを感じた。需要だったり外へのアンテナのピントがしっかりあっているし、冷静すぎるほどに自分を客観的に見ているところは才能だと思う。
 
少しずつ、けれど着実にソロの温度と実績を上げながら遂に今年の3月にはソロファーストアルバムHOCUS POCUSをリリース。今までのソロワークの集大成とも言えるHOCUS POCUSはその名の通り、にっしーによる魔法のアルバムだった。とにかく物凄い魔法がかかりまくっているJ−POPアルバムで、どの曲もシングルカットできるほどのキラーチューンに次ぐキラーチューン、捨て曲は一曲もなし、選曲のセンスが抜群に良く、今年一番のJ−POPアルバムだと信じて疑わないし、とにかく騙されたと思って一回聴いてみ?オブザイヤーなので、J−POP好きには心からオススメしたい!
 
ただ一つ残念なのがCDの一般流通がなくミュウモからではないとCDが買えないということ、何故その偏った販売方法なのか?売れすぎちゃうと都合が悪いのか?送料500円かかるミュウモでなんてコアなファンしか買わないっつーの…このあたりはいずれ突っ込みたいと思いつつ、iTunesでもTSUTAYAレンタルでも出来ちゃうので、とにかく心からオススメしたい!!←2回目
 
さてさて長すぎるプロローグを経て、遂ににっしーのソロコンサート!!
 
気合いを入れまくって代々木2Daysチケットを取りました。にっしーのコンサートのためだけにAAAのファンクラブにも入りました。安室奈美恵東方神起のファンクラブにも入っているので自分がavexの犬すぎて、いやでも情報漏えいしやがってとかなんだかもうよくわからない状態になっていますってまぁーそれはさて置き、
 
Nissy Entertainment 1st LIVE 本当に本当に本当に…素晴らしかったーーーーーーーー!!!!!
 
ネタバレは厳禁とのことなので色々控えるけど、ソロ活動をする上で何でわかってくれないんだ、どうやったら伝わるんだと様々な柵の中で苦しんであがいてもがいてその分高く高く羽ばたいた今回のコンサートは最高に輝いていた。確かなダンススキルとかぶせは少々あったものの抜群の生歌を貫き、構想に4年をかけてこだわり抜いた自己プロデュースのコンサートはにっしーにしかできない最高の魔法だった。
 
自分の音楽(作品)に対する情熱がずば抜けて強いのだと思う。力を貸してくれる人たちがいたのは、きっとにっしーのソロへの情熱が人を動かしたのだと思う。言葉を選びながらも体力のポテンシャルや年齢的にソロへの焦りがあった事を話していたけど、これまでのグループ活動の中で磨かれた今があるし、強く募った思いや自分だけの世界観はより研ぎ澄まされたのだと思う。無駄なことなんて何ひとつない、これまで身につけたスキルを遺憾なく発揮していたコンサートだった。
 
20曲にも満たないセットリストながら3時間半に近づく大ボリュームの内容は、完成度の高い楽曲を1曲ずつ丁寧にこだわり抜いた演出でこれでもかこれでもかと仕掛けながら魅せて聞かせてくれるエンターティナーぶり、それでも思いが溢れすぎてMCが長くなってしまうのはご愛嬌、むしろあの曲数で良かったのかもしれない。思い出しては幸せな気持ちになる本当に魔法のようなコンサート。
 
いや大マジで本当に待った甲斐があった。1日目のMCで号泣していた時にはこっちだって号泣だっつーの、正直待つ方だってもうダメかなって思ったこともあったっつーの、11年だよ…11年、メインストリートは確かにあったし、この目に狂いはなかった
 
遠回りしたのかもしれない時間がかかったのかもしれない…だけど、
 
僕は結果オーライだと思うのです!!
 
代々木2日目某歌手のカバーを歌っている時に不思議な感覚を味わったと話していた顔が忘れらない。歌っていてとても気持ちがよかったと、少し瞳を潤ませながら感慨深げに満足げに頷く顔に、歌うことを愛する魂が震えたんじゃないかなと、歌手としてまた一段高いステージに上がったんじゃないかなと思った。
 
11年待ち続けたカタルシスは歌とダンスとキラキラが好きな全ての人に届けたくなるほど素晴らしい魔法のエンターテインメントだった。アンコールで気球に乗って目の前で手をふる笑顔は最高のにっしースマイルだった。何ともいえない報われた思いに気がついたらまた泣いていた。
 
これからがもっと楽しみだよ!にっしー!!
 
AAAとの二足のわらじ、男性ソロアーティスト不毛の時代にどうか咲き誇って欲しい。選曲に演出にパフォーマンスにと自己プロデュース能力は国内屈指の存在。にっしーのこれからの活躍に大いに期待したい…次はどうしようか?ということで、来年の1月にまさかまさかの横浜アリーナ追加公演が決定!
 
よっしゃ!次も頑張ってチケット取らなきゃ!!…取れるかな…どうしようか?