「東方神起 6集 アルバム:Catch Me」

超個人的意見です。さらりと流して下さい。

遅ればせながら数日前にようやくCatch Meが届きました。海を越えてやってきました。無駄にデカいポスターしょってやってきましたおめでとうオレ!よかったねオレ!!

と、言う事でさらりとアルバムの感想を書いてみようと思います。

今回のアルバム、大まかな流れは5集からのアーティスト路線を大きく崩さずに5集よりも全体的なトーンを明るく上げた印象。5集が落ち着いた曲が多かったので今回はバラエティに飛んだ楽曲が揃っている。1曲1曲個性のある良曲なのでバラつきが出てしまいそうな所をスレスレではあるものの曲配置によって好バランスの良盤となっている。全曲韓国語と言うのは当り前なのだけれど、所謂K−POP臭というものをあえて抑えているのか、クセがなくとにかく通して聴きやすい。5集の時も感じたこの感覚、ちょっとさすがに韓国語のアルバムは…と思っている方がいるならば是非一度聴いていただきたいと思います。

では、曲の感想を…数回聴いただけですが…全然音楽知識ないですが…知った風な口を…素人の赤坂見附

1:Catch Me
タイトル曲でありリード曲。ライジングサン第二章と言った雰囲気も持っている。実はアルバムの中で一番異質な印象を放っている曲。異質でありながらキャッチーだという不思議な曲。複雑にいくつも折り重なり、様々な要素を取り入れプログレ的でありある種組曲のような印象。複雑で面倒臭くなりそうな所だがサビに絶対的な普遍性があるので、やはりアルバムの中で一番強い大衆性をもった曲…かな。2人の声が伸び伸びとしていて実に気持ちがいい。加速を付けて高く高く飛翔するような感じがしたので歌詞の内容が残念な男の心情と知り意外な感じもした。もう少し違う内容の歌詞でもよかったのではないかと思わなくもない…。

2:Viva
セクシーなメロディとセクシーなボーカルが印象的なアダルティラップ神起曲。実験的でもあるけど洋楽テイスト満載。ユノが無駄にセクシーにダンスしながら歌いそうだなと思った。ANDROIDのカップリング曲BLINK的な感じなのかな?違うかな?あの曲も女性人気が高かったけど、Vivaも女性人気高い気がする。

3:Destiny
ブラックでメロディアスな英だの米だののコーラスグループが歌いそうなとにかく王道R&Bバラード。あまり大きな声では言えないけれどこの手の曲は何処かで聴いた事が必ずあると言うか何と言うかリスペクトしてインスパイアされオマージュ的な本当に本当に王道中の超王道バラードであり、コーラスワークも王道中の王道のテッパンなので、僕はこの曲好きです!これからの季節にマッチしていると思うのでベルベットな夜長のお供に良いのではないかと…。

4:Like A Soap
タイトル見た時に何それ?と思ったけれど、曲もそのまんまな印象のふんわりとした軽さと優しさをもつ印象のロッキンポップス。Destinyが夜のイメージならばこの曲は朝のイメージ。2人の声も爽やかで、ファルセットもクリアで果てしなく爽やか。2人の声のポテンシャルの高さをそれとなく実感できる曲だったりなかったり。

5:I Don't Know
アイドンノーミチゲッソ!と言う事で、言わずと知れた日本で先発されたキラーチューンの韓国版。安定感があり分かり易く耳に残るフレーズも実にキャッチー。カムバックステージでも起用されもうひとつのリード曲と言った存在。2コーラス前のユノのラップ(?)が更にアレンジされてかなり面白い。でも僕はガチで登場しちゃう歌詞が気に入っていたので日本版の方が好きかな 苦笑

6:Dream
1990年代アーティストのカバー曲ということで、懐かしさを感じるタイトル通りのドリーミーなポップス。ひと昔前のコカコーラのCMあたりで流れていそうな爽快感と言うか何と言うか、カリッと青春な感じと言おうか何と言おうか、ノスタルジックアイドルポップス。どちらかと言うとJ−POPな風情で好印象。

7:How Are You
美しいメロディと美しいハーモニーでミュージカル的展開を見せつつ無駄に重くないミディアムバラード。この曲大好きです!このアルバムの中で一番好きな曲かもしれない。所謂2人が今まで示してきた韓国での東方神起とは違う印象の曲。この曲は2人の声の相性の良さが一番わかる曲なのではないかと思う。2人はコーラスグループでもあるんだよねと改めて実感するし2人が2人の声で東方神起をしている奇跡に幸せな気持ちになれる曲(個人的に)。音響の良いホールで生How Are Youを聴いてみたい。

8:Getaway
How Are Youとは好対象のゴリゴリのロック。TONEツアーの時の印象もあるけれどこの曲はチャンミンのソロでもよかったんじゃないかと思う。少々下品にも思われるヘビーな音もチャンミンの均等されたハイトーンボイスで品を加わえられる事によってハードな曲が苦手な人でも聴きやすい曲へとケミストリーなチェガンロックと言うかシムロックと言うか何と言うかトンバンロックここにあり。

9:I Swear
チャンミンがファンに向けて作詞をしたバラード。韓国のアルバムでもWeep的な歌詞の曲があればいいなと思っていたので何だかとても嬉しい。しかもチャンミンが作詞したということでなかなかのツンデレっぷりを発揮してくれるわけで、東方神起とファンを繋ぐ大切な曲。

10:Gorgeous
エイベックス的な打ち込み系。日本のアルバムにもしれっと入っていそうな曲調、ロックでありそこはかとなくエレクトロな感じは何となくレディガガ的でもある。この曲でも多種の声色を使い分けわけてボーカル録りをしているけど、特にユノは様々にボーカルを変えていて面白い。地味に職人ボーカリストユノを味わえる曲。

11:Good Night
ラストを飾るメロウでずっしりした音のR&Bバラード。フェイクの上手さがキラリと光る。次々と折り重なり合っていく2人のボーカルが力強くもあり憂いを帯びてグッと心に沈んで心地よい。
かなりオーソドックスな締め曲という印象があるので、やはり今回のアルバムは何より「大衆性」を目指したのだろうと言う事がよくわかる。

以上、サクッと書こうと思っていたのに、やはりダラダラ長くなってしまいました…汗
まぁー音楽なんてものは自分が好きなように聴いて好きなように感じればそれが全てなのでただの僕の戯言です。最後まで読んで下さった方に心より感謝します。

ここまでアルバムについて良い事を書きまくったわけですが、密かに不満も少々。←超超超個人的意見です。

まずそれぞれのソロが収録されていなかった事、前作ではユノの神曲ハニバニを生み出したソロワーク、この作業は続けて欲しいし、2人のそれぞれのソロカラーがアルバムに良いアクセントを付けていたので今回もソロを入れてほしかった。

あとどの曲も個性があり良曲ばかりなのだけれど、大衆性を求めた場合、頭ひとつ抜けた曲はCatch MeとI Don't Knowだと思うので、I Don't Knowを既に知っていた僕個人の意見としては、ソロワークを抜いた分もう1曲分かり易いキラーチューンがあってもよかったかなという贅沢をぬかしてみたり…。

あとあとチャンミンの声を最大限に引き出せるようなレンジのバカ広いスケールのデカいバラードが欲しかった。5集の時も思ったけれど、Upon this Rockを歌いしめたチャンミンのボーカル力はもっと評価されるべきであって、評価されるにはそれだけチャンミンボイスが全開できるような神バラードが必要なわけで、だから作家さんたち頑張って下さい!
でもこのレンジの広い神バラード、日本の方が得意な作家さんがいる気がするので日本のアルバムで生まれてくれる事を密かに願っていたりいなかったり。

おそらく数ヶ月後にリパッケージが発売されて、そこにキラーチューンが投入されてくるはず。噂のBUT韓国版を密かに楽しみにしつつ、出来ればもう1〜2曲、神バラードかソロワークの追加を要望したい…と、少し気が早いかな 苦笑

あっ!ちなみにカードは水玉テンテンユノユノでした!!

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