「お座敷ビギスト、SHINeeコンサートに行く」

ご無沙汰でございますー!

 

前回記事より沈黙すること約二ヶ月…ようやく新しいPCを手に入れてブログ再開、ブログの引越しもしてみました。4年以上続けた大切な場所だったので思い入れは深かったけれど、システムが変わったりと文章を綴る上で少々窮屈に思うことがありまして、よっしゃこの際!と思いつきでお引越し、 あれこれ骨が折れる作業すぎて途中で挫けそうになりつつも何とかここまでたどり着いた…よくできましたと自分をほめてあげたい。

 

以前の記事もはてなにインポートしてきたけど、あっちもしばらく残して置こうかなと思っています。また戻るかもしれないし、明日のことは誰にもわからない。とりあえずこの場所で、よりシンプルに自分の思いを思いのままに綴っていこうと思います、そしてこじらせていこうと思います。

 

…ということで、一発目!

 

SHINee記事でございます(汗)再開一発目が東方神起記事じゃないってどーよ?と我ながら思いつつ、壊れたPCにSHINee記事が眠っていたので…

 

はい、超個人的意見です。さらりと流して下さい。数ヶ月眠っていた記事です。今さら何言ってんだ?な内容ですが、せっかくなので上げてみます…

 

「お座敷ビギスト、SHINeeコンサートに行く」

 

先日の3月24日、SHINeeのコンサートに行ってきました!

 

昨年末のMJファーストインパクトから数ヶ月、こんな早いタイミングでまさかのセカンドインパクト、ひょんなお誘いをいただいて参戦してまいりました。

 

まさか僕がSHINeeのコンサートに行くなんて、お釈迦様でも思うめーぐらいの勢いでSHINeeに関して知識が乏しく、カケモ要素ゼロのお座敷ビギスト。文字通り昨年末のMJ観覧が全てだったので、とりあえず噂の名盤『DxDxD』を聴いて行こうと思ったものの、何故か近所のTSUTAYAでずーっとレンタル中、やっと聴く事ができたのがほぼコンサート一週間前で、これはジョン?テミン????これはミノ?それともキー???と歌声を聞き分けるのもやっとのSHINee素人が激戦だった代々木参戦、本当に申し訳ございません!←誰に言っている

 

さて、

 

寒が戻りまくった3月24日の代々木第一体育館

 

ゲートをくぐり見渡した瞬間、神起コンとの違いをうっすら雰囲気で感じた。みんながみんなというわけではないけれど、やはり若い、直球で若い、K-POP好きオーラを出してる原色サブカルなファンもちらほら目に入る。(サブカルっぽい人って神起コンサートであまり見ない気がする。)でもずらーーーっと並ぶグッズ列の雰囲気は一緒かなと思ったり、予想を遥かに越える男子ファン率の低さを男子トイレ1カ所で実感したり、正直もう少し男子ファンいるかなと思っていたので、この点は結構意外だった。

 

と、いうことで(?)今回のコンサート参戦でこじらせビギストの僕が超個人的に思った事を、箇条書きでつらつらと綴りたいと思います。

 

ペンライト

まずペンライトにカルチャーショック。ペンライトと言えばシンプルなスティック型しか知らないよく飼い慣されたビギストなので洒落乙なシャヲルペンラにビックリ、おまけに点滅までするんですよ!なんぞこれ…。神起もたまには洒落乙ペンラにすればいいのにと思ってみたものの、それはそれで伝統が崩れる的な事を言い出すファンとか現れちゃって論争が勃発する恐れがある戦闘民族なので、まぁービギストはシンプルなスティックペンラでいいのかなと思いつつ、シャヲルペンラをオン、暗転して広がったグリーンオーシャンが何ともヒーラーな輝きで清らかかつ爽やか、それはSHINeeという存在そのものでありイメージカラーの妙を深く深く感じた。イメージカラーが持つ力って凄い!

 

ステージ構成&演出

至ってシンプル。メインステージとサブステージでのパフォーマンスで移動は半々ぐらい(だったと思う)、数曲生バンドが入ったパフォーマンスがあったりダンサーとの郡舞があったりするけれど、SHINee5人のパフォーマンスががっちり組まれているので、東方神起ほどバンドやダンサーとの協調性や絆的なチームワーク感をそこまで推しているわけではない印象を受けた。ツアーにずっと参戦しているシャヲルさんたちからすると思い入れのあるダンサーさんやバンドメンバーがいるかもしれないので、また感じ方が違うのかもしれない。

 

これと言ったド派手な演出はなく、メインステージの立て組や装飾もセオリー通りというか目新しい部分はなかった。サブステでタケノコが伸びたり真ん中部分がせり上がって回ったりするものの、基本はスッキリ&さっぱり、SHINeeのパフォーマンス力で魅せるマンパワー頼りな内容は東方神起ほど日本と韓国でステージ内容に違いはあまりないのかなと思った。これがドーム公演になるとまた何か違うのかも知れない。Luciferの演出がSHINeeの協調性を体現していて素晴らしかった!

 

あとせっかくペンライトが点滅したりするので、ペンライトを活かして会場全体を使った演出が1つぐらいあってもよかったかなと思ったり思わなかったり、コンサートの起承転結が緩めだったなと思ったり思わなかったり…←だまれ

 

衣装

ペンライトもだけど、衣装が洒落乙、5人それぞれの個性に合わせた色使いだったりアレンジだったりをさりげなく取り入れ若々しくポップでスッキリしていた印象。(ジョンのハーネス衣装カッコよかった!)メンバーのキーが衣装ディレクションにかかわっているとの事で、それぞれのメンバーの内面やルックスを充分に理解しているキーだからこそのセレクションはさすがのドンピシャで、こういうメンバーが一人いると強いなと思った。超個人的には東方神起のがっつりステージ衣装でございます!っていう感じも嫌いじゃないけどね…

 

VCR

一貫したテーマではなく、各セクションで内容が全く違ってSFだったりラブストーリーだったり突然のギャグパロだったりで笑ったりポカンとしたりとかなり面白かった。中でも面白かったのが、各メンバーが女性とラブ展開があるVCRと花男的パロの学園もの。

 

ラブ展開VCRは周りのファンが絶叫しててそれが本当に面白かった(ごめんなさい)。各メンバーが女の子とラブな行動をとるたびに絶叫絶叫また絶叫、そして墓穴が掘られて行く様が、まさに『死んだ…。』という表現そのもの。特に前の席の娘がジョンペンだったらしく、ジョンの時に嫌やぁーー!!絶対嫌やぁーーーーーー!!と叫んだあとにグタっと崩れ落ちた光景が今でも脳裏に焼きついている…生きるんや!生きるんやで!!と心の中でエールを送らせていただきました、はい。

 

そのあとに5人が登場してSweet Surpriseを歌い上げるという流れなのだけれど、そのバックでもモニターの中ではラブ展開が続けられファンの阿鼻叫喚が続き、せっかくの良ナンバーなのに全く歌が頭に入って来ないという地獄絵図、いや神起でもこれやられたら同じ惨劇だと思うので…実に罪深い演出だった。

 

花男的パロの方はオニュがまさかのつくし役…テミンにしないところがミソですね。こんなの東方神起じゃ見られないし、絶対にやらないだろうなって思って、何でもやっちゃう若手精神に乾杯!ある意味SHINeeとはいったい…と感慨深かった。

 

VCRでは韓国語を喋りまくってて、そのあたりは善くも悪くも相当日韓フレキシブルというか、日本のコンサートでは韓国色を極力見せない東方神起とは全く異なってこちらも興味深かった。東方神起SHINeeのアーティスト戦略の違いでしょうか?

 

MC

日本語難しいよね…そうだよね…。日本での活動期間も結構長くなってきたし、かなり努力して覚えてくれているんだろうなという姿は見受けられつつも、やはり日本語MCは難しい。言いかけて言葉が見つからずに止まったり、内輪で完結しちゃったり、話をなかった事にしてみたりと見えない言葉の壁がまだ課題かなと…。そんな中でもキーの日本語力が結構高くて、発音も綺麗で驚いた。他メンバーも一生懸命話そうとしている姿が伝わって聞いてるこちら側もうんうんと頷きながら見守りたい気持ちになる。話す側と聞く側の何とも言えない不思議な一体感にほっこりする。言葉って大事、通訳なしで日本語で通すコンサートは日本のファンにとってはこれ以上はない宝物。

 

楽曲

DxDxDしか聞いて行かなかったので当然半分近く知らない曲があった…すみません。DxDxDがしっかりとした清く正しいアルバムなので、主軸はぶれておらず知らない曲があってもそれはそれで結構乗っかれたのでよかった。ミノがラップパートという事もあり、結構ラップをはめ込んだ楽曲が多いかなという印象、あと久しぶりに掛け声というものを耳にして東方神起に思いを馳せて胸がキリリ。

 

DxDxDを筆頭にWANTEDやYour Numberなどカッコいい日本楽曲があるものの、やはり要所要所で披露される韓国楽曲の強さが際立っていたところは東方神起と同じ。View、Everybody、Luciferの破壊力たるや、それは見る者の首を強引に向かせると言うか魅了する力があり、特にEverybodyの超絶パフォーマンスは圧巻。楽曲とダンスの個性と音楽の融合がお見事、下地のリズムは頑固なほどゴリゴリなのにメロディはポップでチャッチー、ダンスはコミカルでクリーチャーなのに通してみると息を飲むほどカッコいい、これぞ泣く子も黙るSHINeeの伝家の宝刀!!と言っても過言ではないと思ったし瞬きするのが勿体無いと思うほど魅せられた。Everybodyたった1曲で、まるでテーマパークに行って帰ってきたような様な満足感は感動的で少し泣きそうになった。Everybodyは機会があったらまた生で見てみたい!

 

SHINee

テミン:とにかく自由だなと言う印象。そして超絶ダンスマスター。ダンスではやはりテミンが抜きん出てて、力の流し具合や魅せるべき時のオンオフが天才的。Lucifer(だったかな?)のメンバーのパワーを受けて翼を広げるパフォーマンスが鳥肌ものでダークネスなのにとてつもなく華があり、体の使い方の美しさがね、もう上手く言葉にできません、SMの最高傑作はテミンなのかもしれない、テミンという存在が素晴らしかったです。あとSHINee名物(?)テミンのパンツ破れにも遭遇して、テミンの天真爛漫ぶりを目の当たりにする事ができました。ネットで書いちゃダメって言ってたけど書いちゃったよね…ごめん、テミン。愛すべき末っ子でした。

 

ジョン:アルバム聴いててジョンなのかテミンなのかってわからない事がちょいちょいあったけど、実際に目の当たりにすると、ジョンのブースト力のあるボーカルがどれだけSHINeeの楽曲を押上げてるかよくわかった。知らない楽曲だったと思うけど、メインで高音のロングトーンを披露する場面があって歌声が素晴らしかった。MCの時の柔らかい表情とパフォーマンスのスイッチが入った時のキレキレ具合の落差がファンにとってはギャップ萌えでしょうか?今後ジョンのボーカル力をさらに引き出せる日本の楽曲が生み出される事を願います。

 

キー:SHINeeの事は全然知らなかったけど、キーは何となく気になるメンバーで、クラウン的な存在なのかと思いきや実際にコンサートを通して見た感想はオールラウンダー。歌良しパフォーマンス良し日本語良しのファッショニスタ。日本のファンに人気があるのも大納得。とにかく歌声がカッコいい、通りの良いロックな歌声で、WANTEDの歌い出しのアッパーな歌いっぷりは楽曲にもハマっていてそのまま通してキーのソロ版で聞いてみたいと思うぐらい。あとLOVEのブリッジ部分の高音をキーが歌ってて“え?そこキーだったの?キーまでそんな高音出せちゃうの?歌えちゃうの?SHINeeつよい…”とたまげた。

 

ミノ:メンバーの中で頭ひとつぴょこんと背が高くスタイルが良いのでどこにいてもキラリと目立ってカッコいいミノ。ファンへのレスポンスも一番多かった気がする。ミノはね、もうね、宇宙の法則逆らうアス比というかアニメな手足の長さと小顔っぷりの超絶スタイルから繰り広げられるダイナミックなパフォーマンスですよね、何着ても本当にカッコいいし、だけどイイ奴オーラ溢れてる嫌味のない太陽属性のナチュラリスト。これからもチャンミン先輩をよろしくお願いします!タオル買うならミノです。←いや買ってないけど

 

オニュ:声のイメージなのか癒し系の優しいリーダーという印象。独特なクリスタルボイスがマジでクリスタル。どの曲を歌ってもオニュだけはしっかりと存在感を残しつつ歌声に倍音が強くかかっていると思われるので、メンバーの歌声を包み込んでいるような不思議な安心感があった。特にMoonDropのオニュの歌声が素晴らしくて、楽曲自体がオニュにハマっていることもさることながら、他メンバーが多少音程で怪しいところがあってもサビのオニュの歌声が全部ひっくるめて導いてゆく姿が感動的でさすがリーダー!と心が震えた。ボーカルの日本語発音も一番綺麗。語弊があるかもしれないけれどやはりオニュは画像で見るよりも生の方が100倍カッコいい。何がどう違うのかは上手に説明出来ないけど百聞は一見に如かず、生オニュをSMクラスタにオススメしたい!

 

…と言う事で、こじらせビギスト目線であれこれ綴ってみました。

 

SHINee東方神起のコンサートの大きな違いは日韓で区別をしているかしていないかの違いかなと超個人的に思った。東方神起は日韓で演出や構成が明確に違い、SHINeeは日韓自在なフレキシブル。現在日本においてのSHINeeの立ち位置そのものがまさにコンサートに反映されていた。

 

新曲「君のせいで」もディスコティック&哀愁漂う良質なJ-POPにSHINeeならではの繊細で激しいパフォーマンスを織り交ぜた面白いナンバーなのでこれからの日本活動にも期待!5月のドーム公演まで無事に完走できますように心よりお祈り申し上げます。

 

おそるべき高スペックグループSHINee、生Everybodyの衝撃は忘れない、そして最後の最後の最後まで何度も手を振ってファンサするミノスマイルは太陽だった。

 

追伸:ドームコンサート大成功、おめでとうございます!