「心地よい違和感」

超個人的意見です。さらりと流して下さい。ほんのり毒が含まれていますので、全肯定のファンの方は読まないと言う選択がある事をお伝えいたします。

ユノの入隊日が遂に発表されてしまった。7月21日…何もそんな暑くて大変そうな時期にと色んな気持ちが込み上げて胸がいっぱいになってしまった。耳をふさぎ続けて目をそらし続けた事を目の前に叩きつけられた気分、行くと言う事はわかっていたはずだったのに発表されたその日は何をしててもため息だった。こんなにショックなものなのだと自分自身で驚いた。頑張って!なんて僕には絶対に言えない、今の日本人の感覚では到底計れない義務、残酷な宿命だとどうしても思ってしまう、できるものならば…と思ってはいけない事をどうしても探してしまう。

他の国の事だからと暢気に思ってはいけないのかもしれない、絶対なんてこの世界にはない、やっぱりそれは辛い義務だなと思ってしまう。

「ユンホ(ユノ)が静かに入隊したがっているため、本人の意思を尊重して入隊場所や時間は公開しない」と事務所の発表があった。ユノの気持ちをどうか尊重して欲しいと思います。お見送りツアーなどとほざいている小銭稼ぎに乗っかりませんように、また私利私欲を優先した行動もとりませんように、自分がされて嫌な事は人様にはしない、ましてや自分の好きな人が嫌だと思う事を率先してしようとするのならば、その醜さを後悔する時が必ず来る。沢山の夢を見せてくれたユノが望む形でその日を迎えられますようにと心から願います。

そしてそう遠くはない時期にと予想されるチャンミンの入隊、できれは2人で一緒に行って欲しかったというわがままで愚かな願いはそっと胸に押し込めて、チャンミンの入隊日が発表されるその日はまたきっと俯いてしまうのだろう…

さて、かなりブルーな思いで綴りはじめてしまいましたが、そんな思いを抱きつつ行って来ました!T1STORYアンコンビューイング!

TVXQとしてのひとまず区切りのコンサート、これでとりあえず終わり、最後じゃないけど最後、誰もが胸にひと時のサヨナラを秘めつつ独特のオーラで包まれた会場はまさかのマーズアタックでマスクの海、シュールにもほどがあると突っ込みたい気持ちをこれまた押し殺しつつ、何でこのタイミングでこれ来ちゃう?と嘆きつつ、てゆーかよくこんな時期でコンサート強行しますよね?SME???と握りこぶしを納めつつ、それでも見たいファン心理、それでも向かったビューイング、東方神起馬鹿がここにもいますよとペンライトを握りしめて静かに右手を上げるのです。

入隊前のアンコンだし、有終の美を讃えて何もかもが素晴らしかったと賛辞の花束を贈りたいのはやまやまだけど、こじらせシッパーとしてはやはり突っ込みどころも満載だったなと思い返してしまうわけで…

生バンドのアコースティックコーナー良かったし、天井の演出も面白かったし、STLのアレンジカッコいいなと思ったし、TENとかLove Againとかバラードが気持ちよかった反面、何処へ向かうのか予測不能の演出とか、VCRでカシオペアのWが首のところに黒く刻印されてるとかスモーキーハートで女の子いっぱい降ってくるとかホラーかな?って、あとやっぱりいくら何でもリップシンク多過ぎじゃないかなって、もう少し口の動き合わせてみませんか?って… ←だまれ

ユノの前髪おろしまくりのパッツリ感とか胴回りの屋久杉感とか、ドラマがかぶらなきゃもっとスッキリしたヘアスタイルで本来のユノのルックスの良さが引き出せたかもなーって、ヘアスタイルの重要性と衣装のチョイスの大切さをつくづく感じたわけで、レザーパンツとかはちょっと封印しよ?って衣装スタッフに持ちかけたい。←だまれ

WITHコンの時には衣装によってそこまで体型の浮き沈みなかったような気がするけど…

16時からの公演だから調子まだ上がってない?疑惑の動きの重さとか、せっかくソロ曲がカッコいいのにパチンコ屋の呼び込みかってレベルのジャケットとか、こっちは泣く準備も一応してきましたよ?と小声になりつつ、泣くターンかと思いきや突っ込みターンで涙引っ込むみたいな…。後半に向かって衣装のせいなのかシルエットがシャープになって動きも調子を取り戻して顔までスッキリし出すユノユノマジック、夜からの公演が好きだと以前言っていたけど、あながちアレ事実だなと思った、アンドロイドから呪文までのダンス曲の猛襲がカッコ良くて、水を得た魚のように輝き出すユノの動き、ミロ期じゃなくてほら今がカッコいいじゃん?てワクワクした。

チャンミンはやっぱりHeaven's Dayが…。まさかの二日連続でおふざけSMファミリー感をねじ込んで来た惨事、ちょ!おま!それ!!って指差すレベル、T1STORY&…!の“&…!”は“&悪ふざけ!”って解釈でよろしいか?って、それはSMTでやればいいんじゃないかなって…そう思いつつキモ茶全開でのびのびとオタパフォを披露しているシムチャンミンを見ていたら、この前DVDで見たTコン(※前回記事参照)の時はあんなに不安な顔を見せていたのに、今はこんなに楽しそうにステージの上で踊って歌っている、まぁーそれならそれでいいかなってペンラを振ったよね 汗

あとよくわからないけど舌を高速に動かしている場面が何度かあって、なんぞ?って思ったよね…

チャンミンは客観的に今が一番綺麗な時なんじゃないかと思うシーンがいくつかあって、リリーユノの時に思った感覚にとても近いというか、青年から大人に変わる一瞬の輝きが今なんじゃないかなって、スクリーンに映るチャンミンの二次元的な存在感の吸引力が神掛かっていて、だけどよせては返すキモ茶に我に返るみたいな…。美しいこの時を兵役で2年間も失うのはもったいないなと超個人的には思ってしまった。

MCに関しては終始何を言っているかわからなかったけどホットペッパーのCM的に脳内で勝手にアテレコしながら聞いてたら何だか勝手に楽しかった。ビューイング組へも日本語で挨拶があったし、SM週間ありがとう問題のようにこじらせずに済んだので、配慮があったのかなと思いつつ2人には心より感謝いたします。なんだかんだ言っても日本語が話せるってポイント高いとあらためて感じたし、短い挨拶だったけどその日本語と聞き慣れた優しい声のトーンで扉が開いたというか、報われた様な不思議な気持ちになって、少しだけ泣きそうになった。あぁやっぱりTVXQじゃなくて東方神起が好きなんだなって思い知らされた。

韓国語で歌い、韓国のコンサートを進めるTVXQへの心地良い違和感、東方神起とTVXQは違う事を何度も何度も教えられる。韓国語で挨拶をして奈落に下がって行く2人の後ろ姿を見ながら、ありがとうユノ、ありがとうチャンミン、ありがとうTVXQ、僕は日本で東方神起を待ちますと心の中でつぶやいた。

T1アンコンはちょっと他所から呼ばれた気分というか、引き出物でちょっといいもん貰ったというか、2次会でビンゴ大会に参加したというか、とにかく僕にとってはメインではないとわかった。何度目かのアンコールでビューイングが途中で切られてしまって、その直後にSMTのCMが流れた時にはその商売根性にふぇ〜ってゆー変な声が出てしまったけど、切られた事自体にはそこまで深く不満に思わなかったし、TVXQを応援する人達に後はお任せしますってスッキリと席を立つ事ができた。

Hugを歌う2人の瞳が輝いていて本当に本当に綺麗だった事を忘れない。

映画館を出たら夜風が気持ちよかった。一緒に行った友達の表情も悲壮感は皆無だった。SMTに行く予定はない、ビューイングにもたぶん行かない、僕は日本で東方神起を待ちます…もう一度心の中でつぶやいて消し忘れていたペンライトの灯りをそっと消した。

    • >